MCハウツー

東京のMC・コンパニオン事務所の選び方を現役MCが教えます。

イベントの数が多い東京には各都道府県からMCやコンパニオンの女の子が集まります。

特にモデルやグラビア、タレントを目指す女の子にとってイベントコンパニオンは登竜門といっても過言ではありません。現場に出ると有名になることを夢見るイベントコンパニオンの女の子によく出会います。

MC・コンパニオン人口が多い東京は、その分イベント事務所もものすごく沢山あります。

この記事では後悔しない事務所の選び方をご紹介します。

佐々木舞の登録状況

福岡 活動歴10年 1社所属

東京 活動歴4年目 5社所属

東京のイベント事務所事情

東京の街並みもともと福岡で活動していた私が東京に出てきて一番驚いたことは、事務所の掛け持ちは当たり前ということ。
福岡では事務所の掛け持ちは絶対にやってはいけないルール違反。見つかったらクビになるレベルのご法度です。

しかし東京は事務所の掛け持ちは当たり前で、多い人は10社近くの事務所に所属しています。

私は何も知らずに初めて面接に行った事務所の担当者さんに「イベントだけで食べていくつもりなら、最初は幾つかの事務所を掛け持ちしたほうがいい」とアドバイスされ、何を言われているのか理解ができず聞き返してしまいました。

しかし、これは所属する側にとってはメリットしかないシステムです。

1つの事務所にしか入れない場合、事務所選びにイベント人生が左右されてしまいますが、いくつか掛け持ちができるのなら最悪の場合、リスクも分散されますし、合わなくて1社辞めても他の事務所があります。

仕事内容、報酬設定、マネージャーさんとの相性など所属してから初めて見える事務所事情もあるので、これはかなりありがたい環境です。

ちなみに私も今は5社に所属していますが、面接に行った事務所はもっとあり、所属して事務所の内部を見た上で5社に絞りました。

なので気軽に事務所を選んで入っても大丈夫。

イベント事務所の探し方

実際に私たちがどうやって事務所を選んでいるかご紹介します。

ネットで検索

私も最初はネットで検索して事務所を探しました。「東京 イベント事務所」で検索すると沢山のイベント事務所が出てきます。その中からサイトの雰囲気や所属の女の子などを確認して、気になる事務所をピックアップし、面接します。この段階で何社も行く必要はありません。理由は後ほど。

ちなみに「東京 イベント事務所」で検索すると「東京のおすすめ事務所ランキング」的な記事がいくつか出てきますが、中にはイベント事務所が直接書いている記事も多く、その場合ランキング1位はもちろん自社、その他は自社と付き合いの多い事務所が書かれているだけなのでそんなに参考にはなりません。

他のMC・コンパニオンの紹介

これが一番多いです。現役のMC・コンパニオンにおすすめの事務所を聞いたり、紹介してもらう方法です。

現場に入ればそこには様々な事務所から派遣された女の子たちがいて、ほぼ確実に所属事務所の話になります。
おすすめの事務所を聞けば、みんな親切に快く教えてくれるので、2社目からの事務所はこの方法で探すことをおすすめします。
MC・コンパニオンの女の子からの評価は信頼度が高いし、気になる事務所があれば紹介もしてくれますよ。

なので、ネットで検索して登録する段階で何社にも所属する必要はありません。

憧れのMC・コンパニオンの事務所を調べる

もしあなたに、憧れの(好きな)MC・コンパニオンがいるのであれば、その子と同じ事務所に入るのもアリです。
事務所はその子のSNSのプロフィールに書かれている場合もありますし、ネットで「名前 MC」「名前 コンパニオン」で検索すれば、その子の公開プロフィールページが出てきて、どの事務所に入っているか知ることができます。

ただ、一番の方法はその子にDMなどで「〇〇さんに憧れて同じ事務所に入りたいです!よかったら事務所を教えてください」とコンタクトを取ってみることです。

言われた側の女の子はそれはもうめちゃくちゃ嬉しいです。
その女の子は、あなたが事務所に所属した後もきっとあなたのことを気にかけ、可愛がってくれますよ。

東京でのイベント事務所選びで知っておいてほしいこと

事務所選びを失敗しないために注意しておいた方が良いことをご紹介します。

大きな事務所が良いわけではない

big&small

確かに大きな事務所は案件数も多いです。
しかし、その仕事があなたにまわってくるとは限りません。

大きい事務所には案件が多い分、たくさんの女の子が所属しています。
ライバルの数も多いのです。

実際に存在する事務所ですが、案件はめちゃくちゃあるけど結局特定の人にしか仕事をまわさないので、どれだけエントリーしても決まらない。というケースもあります。

その事務所での所属歴が長い、いわゆるベテランさんが優先のため新規参入にはかなり厳しいという状況です。

ちなみに私も以前この事務所に所属していましたが、数え切れないほどの仕事にエントリーして、1年間で決まった仕事はたった2本!他の所属事務所の1ヶ月分の決定数より低く、仕事にエントリーする手間がもったいなくなって辞めました。(もちろん大きな事務所でもしっかり仕事を回してくれる事務所はあります)

逆に、小さくて案件数も多くないけれど、所属の女の子も少ないので決まりやすいというケースもあります。

なのでそこは良し悪しです。ちなみに私は小さくてアットホームな事務所、もしくは大きな事務所でもマネージャーさんの人数がしっかり足りている事務所が安心できて好きです。

合う合わないがある

「Aちゃんにとっては最高の事務所だけど、Bちゃんにとっては良くない事務所」

これはよくあります。イベント事務所あるあるです。
事務所によって仕組みやカラーが違います。また、その子が事務所にどれだけ可愛がられているかにもよってかなり変わってきます。

イベント業が長い子だと「私は○○事務所、合うかな。」「私にとってはいい事務所かな。」という言い方をする子もいるほど、イベント業界では常識です。

なので、一人の女の子の意見だけを鵜呑みにしないこと。中にはみんなが「良い!」という事務所もあります。その事務所は入るべきです。